49.憲法を読む

憲法を読む 憲法を読む
中川 剛

講談社 1985-01
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憲法本の最後。

この本でおっさんの目からウロコをバシバシ落としてくれた
憲法学者、中川剛氏による日本国憲法解説本。
憲法の詔勅、前文から各条文を一つ一つ丁寧に分析を加えた名著である。

残念ながら本書も絶版になっており、氏もお亡くなりになっているとのこと。
もしまだこの世に生がおありなら、昨今の憲法論議はさぞ意義深いものに
なったであろうことを考えると残念でならない。
時代はそこまで待ってくれなかったようだ。

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48.新憲法の誕生

新憲法の誕生 新憲法の誕生
古関 彰一

中央公論社 1995-04
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日本国憲法誕生の舞台裏を描いたドキュメント。
ちなみに筆者は憲法史がご専門の「法学者」である。

日本国憲法は誰のどのような思惑で誕生したのか。
日本国憲法は本当にGHQからの押し付けだったのか。
戦後直後の国民は、本当に日本国憲法に無関心だったのか。
憲法制定に纏わる数々の「ナゾ」が明らかになる。

過去の資料を丹念に分析し、「頑強的護憲」でも「復古的改憲」でもない
筆者曰く、「新たな視座」を求めて描かれた力作である。

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47.憲法とは何か

憲法とは何か 憲法とは何か
長谷部 恭男

岩波書店 2006-04
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なるほど、いわゆる「戦後民主主義」を信奉する人達は
こういう発想をするのかな、という思いで読んだ。

【参考】戦後民主主義とは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E5%BE%8C%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9

この本と同じにおいがした。
極めてリベラルな理想主義者である。

前回紹介した書がリアリスト的見地から書かれていたので、
本書はそれとは全く対極に位置することになる。
両者を比較して読んでみるとなかなか面白い。

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46.日本人のための憲法原論

日本人のための憲法原論 日本人のための憲法原論
小室 直樹

集英社インターナショナル 2006-03
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いきなりであるが、以下の命題に興味をお持ちになった方は
是非本書を手にしてもらいたい。

● 民主主義と議会は関係ない。
● 民主主義と資本主義は双子である。
● 民主主義は独裁者の温床である。
● 民主政治は貧乏人の政治である
● 民主主義のルールとは「契約」である。
● 第二次大戦を起こした原因は平和主義者にある。
● 日本国憲法が民主主義を殺した。
● 平和主義と軍備は矛盾しない。

この本は「憲法」の本であるが、単なる「憲法」の本ではない。
もちろん、日本国憲法の条文解釈の本でもない。

そんな視野の狭い話ではなく、
「近代法」そのものを社会科学的見地から解き明かした本である。

「憲法」に関する本を一冊だけ読めと言われたら、
有無を言わさず本書をお勧めする。そのくらい素晴らしい本だ。
「法学」や「政治学」の枠を超えられない学者には絶対書けない本である。
さすが社会科学の碩学である。

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45.日本国憲法を考える

日本国憲法を考える 日本国憲法を考える
西 修

文藝春秋 1999-03
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憲法改正に必要な国民投票の実施要領を定めた法律である
「国民投票法」が国会で成立した。

知識人たちの間では、右も左も巻き込んでの一大論争となっており、
関連書籍も多数出版されるなど、結構な盛り上がりを見せているが、
まだ国民的議論にまでは拡がっていないような感じを受ける。

しかし、その知識人たちの議論も結局は「第9条」に終始しており、
護憲派は「頑強的」、改憲派は「復古的」な印象を拭えず、
非常に議論が浅い感じがする。なぜだろう。

それは、おっさんも含めて我々日本国民が「日本国憲法」というものを
あまりにも知らなさ過ぎるからではないだろうか。

「改憲だ」、「護憲だ」と騒ぎ立てる前に、
まずは「日本国憲法」を知ることから始めなければならないのではないか。
というわけで、これからしばらくは「憲法」に焦点を当ててみたいと思う。
本日はその一冊目。

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43.日本人の法感覚

日本人の法感覚 日本人の法感覚
中川 剛

講談社 1989-05
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ホリエモンや村上ファンドの事件の際によく耳にした
「法さえ犯さなければ何やってもいいのか」という言葉。

これは今でも一般的日本人の感覚だと思われるが、
では、なぜ日本人はこういう感覚を持つのだろうか。
日本人にとって「法」とはどういう存在なのだろうか。

文字通り、「日本人の法感覚」を文化的側面から考察した書。
実にバランスの取れた素晴らしい内容だ。
これまで取り上げてきた中でも3本指に入るかもしれない名著である。
こんな本が絶版だなんて本当に信じられない。復刊を強く望む。

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42.デモクラシーの論じ方

デモクラシーの論じ方―論争の政治 デモクラシーの論じ方―論争の政治
杉田 敦

筑摩書房 2001-05
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「デモクラシー」即ち「民主主義」とは、
「自分たちのことは自分たちで決める」政治体制のことだが、
ひとくちに「デモクラシー」と言っても、その運営の仕方は様々であり、
はっきりと決まった(=理想的な)型があるわけではない。

「民主主義」とは、「独裁」との対比で考えると「権力の発散状態」である。
「自分たちのことは自分たちで決める」と言っても、
その「自分たち」が数人であればまだ収拾がつくかもしれないが、
国家規模で考えるとそんなことは普通ありえない。

では、その大量の「自分たち」の意思をどうやって吸い上げ、
どうやって物事を決めていけばいいのか。

直接民主制がいいのか、間接民主制がいいのか。
選択肢は2つでいいのか、それとももっと必要なのか。
決定は常に多数決でいいのか。
そういった論点を対話形式で考えていこうとする試みである。

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