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53.ロジカル・プレゼンテーション

ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」 ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
高田 貴久

英治出版 2004-02
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3年前にこの本に出会ったとき、「こんな本が欲しかったんだよなあ」と
妙に感動したことを覚えている。

著者の高田氏は72年生まれ。出版されたのが2004年なので、
今のおっさんと同じくらいの年でこの本を上梓されたことになる。
凄いなあ。今のおっさんにはこんな本はとても書けない。
優秀な人は違うねえ。

では、なぜおっさんが妙に感動したのかというと、
まえがきにも書いてあるのだが、本書がビジネスマンが現場で実際に抱えている
悩みをズバリ指摘し、それに対する答えを提供していると感じたからだ。

つまり、ロジカル・シンキングの本は多数あれど、
「思考法」の解説にとどまっているものが大半なのだが、
本書は、本当に現場が悩むであろう、そこから先の「表現(=プレゼン)法」、
また表現する手段となる「会議運営法」や「資料作成法」
にまで言及してある点で決定的な特徴を有している。

これらを総称して、筆者は「提案の技術」と呼んでいる。
そして、ビジネスマンに必要とされる以下の4つの能力

● 論理思考力 : 話をつなぐスキル
● 仮説検証力 : 疑問に答えるステップ
● 会議設計力 : 議論をまとめるステップ
● 資料作成力 : 紙に落とすステップ

を、「提案」という切り口で整理している。

この切り口は筆者の現場経験から出てきている。
即ち、

● 論理的に考え、問題が解決できても、
それを相手にうまく伝えられなければ意味がない

● プレゼンテーションをうまくできても、
話す中身がなければ意味がない

という現実を痛感しているからだそうだ(本書から引用)。
まさに、これは現場の悩みに見事に合致している。

つまり、「考える能力」と「伝える能力」が合わさって
初めて「提案」が通るというわけだ。
この点を気づかせてくれただけでも、本書の1800円の価値は
十二分にあるのではないだろうか。

さて、具体的なメソッドについてだが、
またまた絵を書いてみたのでそちらを参照してもらいたい。

Presentation

本書ではかなり細かいところまで指南してあり、
困ったときに辞書代わりとしても活用できそうだ。

気をつける点があるとすれば、本書にある技術に頼りすぎないことかな。
「策士、策に溺れる」ということのないように気をつけたい。
あくまで目的を意識して本書にある方法を駆使しながらも
ちゃんと自分の頭で考えることが必要であることは言うまでもない。

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ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」 ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
高田 貴久

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