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44.「おろかもの」の正義論

「おろかもの」の正義論 「おろかもの」の正義論
小林 和之

筑摩書房 2004-12-07
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「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いかけから入る。
あなたはこの問いに答えられるだろうか。

おっさんには誰にも納得できるような答えを持っていない。
そして、残念ながらこの問いに答えられる大人は少ない。
そもそも「人を殺す」ことは、本当に「正しくない」のだろうか。

この本は、著者も言うように、
「正しさ」を考える上で、我々の思考を自由にするための試みである。
「倫理」という問題について「具体的な事例」を用いて扱っており、
これまでの思考の枠組みからは解決できなかった問題に対する
「答え」が見えるかもしれない。

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43.日本人の法感覚

日本人の法感覚 日本人の法感覚
中川 剛

講談社 1989-05
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ホリエモンや村上ファンドの事件の際によく耳にした
「法さえ犯さなければ何やってもいいのか」という言葉。

これは今でも一般的日本人の感覚だと思われるが、
では、なぜ日本人はこういう感覚を持つのだろうか。
日本人にとって「法」とはどういう存在なのだろうか。

文字通り、「日本人の法感覚」を文化的側面から考察した書。
実にバランスの取れた素晴らしい内容だ。
これまで取り上げてきた中でも3本指に入るかもしれない名著である。
こんな本が絶版だなんて本当に信じられない。復刊を強く望む。

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42.デモクラシーの論じ方

デモクラシーの論じ方―論争の政治 デモクラシーの論じ方―論争の政治
杉田 敦

筑摩書房 2001-05
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「デモクラシー」即ち「民主主義」とは、
「自分たちのことは自分たちで決める」政治体制のことだが、
ひとくちに「デモクラシー」と言っても、その運営の仕方は様々であり、
はっきりと決まった(=理想的な)型があるわけではない。

「民主主義」とは、「独裁」との対比で考えると「権力の発散状態」である。
「自分たちのことは自分たちで決める」と言っても、
その「自分たち」が数人であればまだ収拾がつくかもしれないが、
国家規模で考えるとそんなことは普通ありえない。

では、その大量の「自分たち」の意思をどうやって吸い上げ、
どうやって物事を決めていけばいいのか。

直接民主制がいいのか、間接民主制がいいのか。
選択肢は2つでいいのか、それとももっと必要なのか。
決定は常に多数決でいいのか。
そういった論点を対話形式で考えていこうとする試みである。

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41.日本人なら知っておきたい神道

日本人なら知っておきたい神道 日本人なら知っておきたい神道
武光 誠

河出書房新社 2003-06-21
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その名の通り、「神道」とは何たるかを平易に解説した書。
宗教としての「神道」の特徴、その系譜、神社の意味等、
身近でありながら知らなかった事実が多数出てくる。

後半は祭事のやり方等の形式的な話が多いため、
やや関心が薄れる部分もあるが、日本人であれば一読することをお勧めしたい。
これまで身近であった神社に対する見方が深まること間違いない。
おっさんもこれを読んで伊勢とか出雲に行きたくなった。

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40.禅

禅
鈴木 大拙 工藤 澄子

筑摩書房 1987-09
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西田幾多郎、藤岡作太郎と共に、「加賀の三太郎」と称された大哲人、
鈴木大拙(本名:貞太郎)によって書かれた「禅」の入門書。

氏は、「禅」についての著作を英語で著し、
日本の「禅文化」を世界に知らしめた偉人である。
本書も原著は英語。

また、氏自身も「悟り」を開いたとされており、
実際に「悟り」を体感した者としての、
学問的見地を超えた体験談としての「禅」が伝わってくる。

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39.質問力

質問力―論理的に「考える」ためのトレーニング 質問力―論理的に「考える」ためのトレーニング
飯久保 広嗣

日本経済新聞社 2003-02
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ここで言う「質問力」とは、例えば講演や勉強会に行って
「何か質問はありませんか?」と聞かれて質問できる能力のことではない。
それは自分の興味と関心、即ち好奇心と度胸の問題だからだ。

では、「質問力」とは何なのか。
それはもっと「ロジカルシンキング」に関係した能力である。
著者はそれを「論理的な質問を繰り出して、論点を明らかにしていく能力」
であると定義している。
つまり、「質問力」とは「思考技術」なのだ。

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38.問題解決の思考技術

問題解決の思考技術―できる管理職の条件 問題解決の思考技術―できる管理職の条件
飯久保 広嗣

日本経済新聞社 2001-03
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できる「管理職」になるための思考技術について解説した本。
おっさんの思考技術を飛躍的に向上させてくれた本。
この手の本は今後も紹介していくが、結構な数を読んだ。

その中でもこの本はやや古めであるが、
いわゆる「ロジカルシンキング」の入門書としては1,2を争う名著だと思う。

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37.ブッダのことば

ブッダのことば―スッタニパータ ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元

岩波書店 1958-01
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お釈迦様の言葉としておよそ最古の経典である、「スッタニパータ」の日本語訳。

「詩」ではあるが、読んでも意味不明の「お経」とは違って、
教えとしてちゃんと意味が伝わってくる。訳者の才に拠るところ大である。
中国にも日本にも伝来する前の、原始仏教の生の姿が垣間見える。

そして、最初に付け足しておく。
この書は本文の詩の部分もいいのだが、是非注釈に目を通してもらいたい。
原始仏教を理解するための比較文化論が随所に展開されており非常に興味深い。
これだけで一冊の本に出来るくらいの内容だ。

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36.ブッダ

ブッダ全12巻漫画文庫 ブッダ全12巻漫画文庫

潮出版社 2002-11
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お釈迦様の生涯を漫画で描こうという大胆不敵な試みは、
やはりこの人でしか出来なかったのかなと思わせる大作である。

「アドルフに告ぐ」でも見られたように、
フィクションとノンフィクションを織り交ぜるストーリー展開は
さすがという他はない。

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35.大乗仏教入門

大乗仏教入門 大乗仏教入門
平川 彰

第三文明社 1998-02
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この本に触発されて「仏教」をかじってみたくなった。
そこで、何かないかと本棚を探していたら出てきた本がこれ。
仏教特有の概念を懇切丁寧に説明してくれている講和集。

「入門」というだけあって、初めて仏教を勉強する人が手にするには
非常によい本だと思われる。

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34.いざというとき誰にでも使える護身術入門

イラスト版 いざというとき誰にでも使える護身術入門―覚えておきたい基本と必ず役に立つ実戦テクニック イラスト版 いざというとき誰にでも使える護身術入門―覚えておきたい基本と必ず役に立つ実戦テクニック
サイード.パリッシュ サーバッジュー Saeed P. Sarvatjoo

ロングセラーズ 2001-03
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グローバル化が進んでいるといわれている。

経済の垣根がなくなって人に行き来も自由になり、
上野の公園にはイラン人がたむろし、歌舞伎町は中国マフィアに犯され、
治安の点でもグローバル化が進行しくのだろう。

自分の身は自分で守るという当たり前のことが求められるようになっていくにあたって、
さてどうすればいいのか、という思いから手に取った書。

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33.資本主義の未来

資本主義の未来 資本主義の未来
レスター・C. サロー Lester C. Thurow 山岡 洋一

ティビーエスブリタニカ 1996-10
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2004年の正月に読んだ本です(だから「新春」というワードが登場するのだが)。

これまで紹介してきた未来予測本が「小さな政府」を志向していたのに対し、
この本はそれに待ったをかける立場を取っている。
ピュアな資本主義への警鐘を鳴らしているという点で、
非常に示唆に富む内容である。

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32.ものを考える人考えない人

ものを考える人考えない人―新・知的生活の方法 ものを考える人考えない人―新・知的生活の方法
渡部 昇一

三笠書房 1999-04
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表題だけを見ると、いかにも「思考技術」のノウハウ本だと
勘違いしてしまう可能性大だが、中身は全く違う。
副題の「知的生活の方法」を論じた内容である。
どちらかというと、「成功法則本」に近いかもしれない。

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31.法華経を生きる

法華経を生きる 法華経を生きる
石原 慎太郎

幻冬舎 2000-08
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「石原氏の石原氏による石原氏のための」法華経解釈。

氏は、とある新興宗教の教祖に帰依したようだが、
自身で「信者が一人しかいない石原教の教祖」と述べているくらいだから
そういう趣旨の本なのだろう。

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